八重瀬町の農産物と南国アグーで作る新製品で地域貢献する再構築事業
事業所名 | 株式会社沖縄南国フーズ |
代表者 | 國場 勉 |
所在地 | 八重瀬町字仲座 1075-2 |
業種 | 肉加工品製造業 |
設立 | 平成 22 年 2 月 |
電話 | 098-946-5661 |
担当指導員 | 伊波 幸則 |
課題
コロナ禍以前より「アグー専門店南国亭」内において「南国アグー豚」を使った製品(餃子、ハンバーグ)を製造してきたが原材料費の高騰、製造人員の確保等困難であることに加え、「南国アグー豚」の生産数の減少との豚熱の発生による風評被害並びに新型コロナ感染症による影響により売上が2019 年と 2020 年では 40%以上の減少で事業継続が危ぶまれる経営状況であり事業の転換、再構築による経営の立て直しが課題であった。
取組内容
アグーしゃぶしゃぶ専門店として営業している「南国アグー亭」を製造拠点とし製造に特化した業態転換を行うとともに、新商品開発に取り組み新たな売上を確保する。具体的には、弊社が生産している「南国アグー豚」と八重瀬町の農家が栽培したジャガイモやキャベツ等の野菜を使ったコロッケ「南国アグーコロッケ」、メンチカツ「南国アグーメンチカツ」、八重瀬町の農産物と南国アグーを使った中華商材(シュウマイ、肉まん)の「南国飲茶」の3つの新商品を開発・販売計画で見事採択された。
将来の展望
八重瀬町は修学旅行など本土からの旅行者の民泊受け入れが多い地域なので南国アグー豚を通して、八重瀬町並びに沖縄県の食への関心度を高める発信源にできる事業の構築を観光物産協会や商工会などと作り上げていきたい。
代表者の声
コロナ禍で経営状況が悪くなる中、事業継続と従業員雇用を維持する為に事業の再構築を模索していた矢先、商工会へ相談したことがキッカケで一緒に計画書を作成した。2度目の申請で見事採択された。まだまだ売上は戻っていない状況だが、今回の補助金を活用して経営を改善していきたい。
経営指導員の視点
経営状況が厳しい中でも借入以外の当該補助金を活用した経営の立て直しを考えていたので計画書の作成から申請のフォローアップまで一緒に取り組んだ。採択要因の1つとして、事業計画書作成にあたり、経営者とマネージャー2名と一緒に進めていき、自社の現状と市場調査をしっかりと記載したことが挙げられる。